Baidu
2000年1月18日に中国・北京で設立された。
創業者のRobin Liは、1996年にRankDexという検索順位アルゴリズムを開発しており、これは後にGoogleのPageRankと同種の概念として知られる技術である。
この技術を核に「中国語に最適化された検索エンジン」を構築する目的で会社が創業された。
初期資金は120万ドル(約1.8億円)で、米国ベンチャーキャピタルから調達された。
その後、2000年9月に追加で1,000万ドルを調達し、急速に開発を進めた。
2004年には中国検索市場でトップシェアを獲得し、翌2005年にNASDAQ上場。上場初日に株価は約4倍に急騰し、当時のIT企業IPOとしては記録的な成功となった。
2024年時点で売上は**約1,331億元(約2.7兆円)**に達し、中国インターネット産業の基盤企業の一つとなっている。

中国は他国と違って独自の成長を見せる傾向が強いイメージだよね。
もしかしたら当たり前にGoogleが使える環境だったら生まれてない企業かも。
中国パワー恐るべし。

会社名:
Baidu(百度)
設立:
2000年1月
本社:
中国・北京市
CEO:
Robin Li(李彦宏)
Eric Xu(徐勇)
従業員数:
約33,500人(2025年末時点)
時価総額:
約400億ドル(約6.2兆円)※2026年4月時点
※市場環境により変動

主要プロダクト:
Baidu Search
中国シェア 約52%
モバイル 約67%
ERNIE (生成AI)
チャット
コーディング
推論
企業AI
※中国版ChatGPT
Apollo Go(自動運転)
完了乗車数 600万回以上
都市 11都市
Baidu AI Cloud (AIインフラ)
売上 42億元/四半期
成長率 +33%
※2025年
Baidu Maps (地図)
中国版 Google Maps

検索 × AI × 自動運転を全て持つのが強み。
展開しているサービスや、広告収入を中心にして成長したところもまさに中国版のGoogle。
AI事業比率は43%(2025)と伸びてきており、AI投資1,000億元(約2兆円)/3年と、こちらもAI開発に舵を切っている。

主な取引先:
Tencent 数千億円規模 広告・クラウド・AI競争関係だが取引あり
Alibaba 数千億円規模 EC広告・検索連携
中国政府(地方自治体含む) 数千億円〜1兆円規模 AIクラウド・スマートシティ
自動車メーカー(BYD等) 数百億円規模 自動運転プラットフォーム
企業広告主(中小含む 最大収益源 検索広告
資金調達:
Integrity Partners 約120万ドル 創業
Peninsula Capital 約120万ドル 創業
Draper Fisher Jurvetson 約1,000万ドル Series A
General Atlantic 数億ドル規模 成長期
公募市場(NASDAQ) 数十億ドル IPO

Robin Li
1968年、中国山西省生まれ。
北京大学で情報科学を学び、その後米国のニューヨーク州立大学バッファロー校で修士号を取得した。
1990年代には検索エンジン企業Infoseekでエンジニアとして勤務し、1996年にRankDexアルゴリズムを開発。
これはウェブページのリンク構造を用いて順位を決める技術であり、GoogleのPageRankに先行した概念として知られる。
2000年に中国へ帰国しBaiduを創業。
現在もCEOとして経営を続けている。
近年は「検索企業」から「AI企業」への転換を主導しており、2025年にはAI関連投資額が過去3年間で1,000億元(約2兆円)を突破したと発表。
特に生成AI「ERNIE」シリーズと自動運転「Apollo」を成長の柱に据えている。
彼は技術者出身でありながら長期投資志向が強く、中国政府との協調関係を維持しつつ産業インフラを構築するタイプの経営者と評価されている。

4年で12,000人の人員削減を行っており、AIによる人員圧縮を進めている。
社員一人当たりの生産性を売上軸で単純計算すると、GoogleやMicrosoftに並ぶ高効率。
中国国内は特殊環境だと思うけど、政治的手腕もある人だと想像できる。


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